【#22 ボートレース福岡】福岡競艇場の水面特徴

ボートレース福岡(福岡競艇場)

水面特徴

特異なうねりがある場合

ボートレース福岡は、那珂川の河口に位置しています。1マークは那珂川の川面に半分近く張り出していて、風向き、風力、潮の干満によってうねりが発生します。
これは、かなり定期的に発生しているので運営側もうねり防止対策を取っているのですが、それでも全てのうねりを防ぐ事は出来ていません。
このうねりが発生した時は、特にセンターからアウトコースの艇が、まくりを狙おうとして、うねりに乗ってしまい、まくり不発に終わってしまうというシーンが多くなります。
うねりがある時に、まくろうとするならスリット過ぎで他艇より1艇身以上飛び出して1マークまでに内に寄る、
いわゆる「絞めまくり」以外は、アウトコースの艇の出番は少なくなってしまいます。

特異なうねりがない場合

引き潮時、とくに西向きの弱い風の時は、1マーク付近は静水面になり、アウトコースの艇も思い切って握って回れるようになります。
ただし、厄介なのはうねりが発生しているかしていないかの判断は目視では難しく、選手レベルでも確認が難しく攻略に手こずります。
そのため、ここは、実力者に有利に働く水面とも言えます。

全国平均よりも勝率が低いインコース

うねり発生時には、センターやアウトコースからのまくりが不利になること、2マーク側の奥行きが狭く、
スタートの際にセンター、アウトコースの艇が大きく引いてダッシュをつけにくいことなど、
インコース有利な条件が揃っているにも関わらず、インコースの勝率は全国平均を下回っています。
1マークがスタンド側に、2マークが発走ピット側に大きく振られているのも、インコースにとっては過酷な条件になっています。
これは全国的にほぼ同じ状況ですが、ボートレース福岡は特にインコースの周りしろが少なく、高度な旋回技術が求められます。
また、発走ピットから小回り防止ブイまでの距離が短く、1分50秒の待機行動時間では、流れ込みの状態になりやすいのも、インコースには不利な材料になっています。
特に前づけでインコースに潜り込んだ場合、スタートラインから100m以内になることも出てきます。

一般的には、温度が上がってエンジン自体のパワーがダウンする夏場は「アウトコース有利」、
気温が下がって空気の圧縮比が高くなり、パワーアップにつながる冬場は「インコース有利」。
冬場はインコース有利なホーム追い風の日が増え、夏場はダッシュ艇に有利なホーム向かい風の日が多くなります。

2マークでの逆転も多い福岡競艇場

スタート時に発生した波で、2マーク付近がざわつき、思わぬ波乱を起こす要因になります。
2マークを先に旋回した艇が、波に乗ってキャビテーションを起こし、後続艇に逆転を許すシーンも出てきます。
この波の状態は、走り慣れた地元選手は熟知しており、バックストレッチの隊形次第では、逆転を狙った鋭い切り込みを披露することもあります。
以上の事から全国屈指の難水面としても有名です。

まとめ

・全国屈指の難水面
・インコースが不利
・基本的には当地実績のある選手が信頼できる

福岡の特徴としては「うねり」。
ここを見切ることができれば予想もしやすいのですが、なかなか簡単にはいきません。
予想する上での要素も多くあることから、まずは地元選手を軸に考え、あとは機力や技量で予想を絞っていくやり方が的中への近道になると考えております。
ぜひ参考にしてみてください。
https://www.boatrace-fukuoka.com/

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