【#12 ボートレース住之江】住之江競艇の水面特徴

ボートレース住之江(住之江競艇)

水面特徴

どの季節でもインコースが有利

住之江は、スタンドから水面までの距離が近いです。
消波装置を設置しているものの、護岸までの距離も短いので波が消えにくく、影響の出るのが2マーク。
基本的にはインコース有利な展開が多くなります。
ピットから2マークまで120mで、ピット離れが良ければインを獲れる距離です。
スタートライン上のコース幅は51mと狭いですが、2マーク→センターポール→1マークがほぼ一直線上に並んでいるので、
インからスタートをする選手は、アウトから圧迫される感じはありません。
競走水面はプールで、水質は淡水です。
ひき波が残りやすい水面であり、乗りづらいという感想が良く聞かれます。
外寄りの選手がツケマイや捲りで攻めようとしても、内側の艇の反発にあって対岸のフェンス近くまで飛ばされることもしばしばあります。

ナイター水面で機力アップ

4月から11月までナイターレースを実施しており、ナイター時間帯になると気温が下がることもあってモーターのパワーが上がります。
インから出足を生かして先攻めに持ち込むレースが多くなりますが、気温が上がるデイレースは、アウトまくりが決まって高配当が飛び出しやすくなります。

1周2マークは見応えあり

スタート時にできた波が護岸に当たって戻ってくるときと、ボートが2マークに戻ってくるときが重なります。
複雑な波が立つためにモーターにパワーがないと引き波を乗り越えられずボートが暴れるため、2マークの逆転劇に注意が必要になります。
また、冬場の追い風の強い日には、2マークのスタンドの切れ間からビル風が水面に吹き込んできます。
これも2マークでの逆転劇を多くする原因となっています。
想像以上に風の影響は大きく関係してきます。

住之江競艇場ならではのチルト調整

住之江のみ、エンジンの取付けにおいてバック、トランサムのライナー調整が可能となっています。
これによってチルト角度を変えるのと似たような効果を得られることができます。
ライナーの調整有無および調整厚さは、チルト角・部品交換状況などと同じく、事前に発表されます。
チルト角調整範囲は-0.5度から1.5度。
(一般的にトランサムにライナーを入れると伸び足が付き、バックに入れるとマイ足がつきます。)

まとめ

・基本的にインコースが有利
・デイレースとナイターレースで特徴が変わる
・機力が良い選手は注意してみておく

基本的にはインコースが有利なボートレース場となります。
ただ、乗りづらい水面と、2マークでのひき波が特徴なので、機力がしっかりしている選手はチェックしておく必要がありそうですね。
ナイターレース開催時には、気温が下がり、モーターの性能が引き出せるので、デイとナイターで二走ある場合で、前走があまり良くなくてもナイターでは活躍する場合もしばしば。
なので、しっかりと直前の展示を見てから予想を行うようにしたほうが良いでしょう。
ぜひ参考にしてみてください。
https://www.boatrace-suminoe.jp/

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